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製薬会社のメディカルドクター

医師の転職先は必ずしも病院や診療所とは限りません。最近では製薬会社におけるメディカルドクターのニーズが急速に高まってきているのです。欧米の製薬会社では、新薬開発担当者の大半が「医師」であるのに対し、日本の製薬会社の新薬開発の責任者はほとんどが薬剤師や獣医師などです。そのため新薬に対する医師の見解は契約している大学の医師に依頼する形をとっていましたが、それらを社内のメディカルドクターが行うという形をとる会社が増えてきているのです。新薬開発における臨床データの分析や、対厚生労働省とのやり取りなどが主な仕事になりますが、医師としてもキャリアと語学力で、かなりの高収入が期待できるこの職業が今医師の間でも注目され始めています。

医師の求人率

医師の求人率はいったいどの程度なのでしょうか。これを全国平均で何%と言い切ってしまっても意味がありません。地域によってかなりの格差があり、また求められる医師の専門分野によってもかなりのばらつきがあるからです。日本全体が慢性的な医師不足に陥っているので、一言で言えば求人率は高いと言えるでしょう。それでも、専門分野によって格差はあります。いざ転職したいと考えても、専門分野によっては、希望通りの転職先が思うように見つからない場合も少なからずあるのです。東京都に限っていえば一般内科と整形外科の求人率は高く、外科や皮膚科などは求人率は低い傾向にあります。これは高齢化社会をそのまま反映しているもので、多くの病気を併せ持つお年寄りに対しては一般内科は不可欠、また、整形外科医は医師の数が少ない上に、リハビリ施設や診療所での需要が高いことがその要因となっています。

職場の強い見方産業医

産業医とは、職場での従業員の健康管理を担う医者のことで、いわゆる会社のお医者さんのことを言います。職務内容は、年に一度の定期健診や、その後のカウンセリング、日ごろの衛生管理から、精神面でのケアなど多岐にわたります。法律では50人以上の従業員を持つ会社ではこの産業医を持つことが義務付けられています。その場合常勤でなくてもかまいませんが、それが500人以上になると専属の産業医が必要になります。非常勤の産業医の場合、通常の勤務医や開業医が兼任している場合がほとんどなので、地元の企業との連携がかかせません。産業医は専門分野以外の幅広い医療知識も必要になるので、勤務医からの転職先としては難しい面もあるようです。また、最近では心の病に悩む人が増えてきています。職場での社員の心のケアをする意味でも日ごろの検診やカウンセリングなど、産業医の役割がますます重要になって来るでしょう。

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